うちの姉は酒に弱い。完全に酔っぱらうと揺すっても殴っても眠り続ける。だから親父が出張中、母さんが叔母の家に泊まりにいった日の夜、大学の飲み会から帰ってきた姉を見た俺は、
(また廊下で寝るぞ、あれ)
とか思った。
だが、姉は意外と頑張り(?)、廊下ではなくダイニングテーブルにハンドバックを置いたところで力尽きてくれた。というより、テーブルに上半身をドベ〜と乗せ、両手でテーブルの縁を掴みながらムニャムニャと口を動かしている有様だった。
ドキリとしたのは、そんな姉の下半身。
合コンだったのか、その日の姉は前屈みになるだけで下着が見えるほどのウルトラミニを履いていたのだ。しかも脚はニーソックス。白いショーツが丸見えになっていた。
それまで姉に女を感じたことは無かったけど、さすがの俺もムラムラとした。
姉は寝ている。
酒で寝ている。
悪戯するなら、今しかない。
俺は姉の背後にしゃがみこみ、思い切って大きな尻を両手で鷲づかみにしてみた。
姉は起きない。
揉んでいるうちに、股間がどうしようもないほど怒張してきた。
調子に乗った俺はショーツをずりさげ、姉の性器を見た。大陰唇やアヌスにも毛が生えているのには驚かされたが、ビラビラしたそこは意外とキレイで、見ているだけでゾクゾクしたものを感じた。
さらに調子にのった俺はズボンとパンツをずりさげ、右手でペニスをこすりながら姉のお尻に顔をうずめた。味らしい味は無く、妙な触感が舌先に感じられた。ただ、生まれて初めて女性の性器を舐めているという興奮は一気に俺を高ぶらせ、あと少しで射精しそうな状態になった。
もったいない――必死になって押さえる。
唾液をまぶした指を膣口に入れてみると、ヌルッとしたものが指にまとわりついてきた。
姉はすでに男性経験があったはずだ。
ついでに生理不順とかでピルを飲んでいる。
欲望を遮るものは、壊れかけた理性だけ。それも指を引き抜いた時、トプッとあふれ出た透明な液体が内股を伝って落ちようとする光景を見ると一瞬にして完全に瓦解した。
立ち上がった俺は唾液を手に垂らし、ペニスにまとわりつかせた。
場所を確認し、一気に押し込む。
ヌルッという抵抗感と共にツブツブしたものがペニスにまとわりついてきた。ものすごい気持ちよさだ。今にも中出ししそうになる。
俺はマイクロミニを全部めくりあげ、ひきしまった姉の腰を両手で押さえながら腰を動かした。
姉のヴァギナを出入りする俺のペニス。
アヌスまで丸見え。
抜き取る時にはツブツブしたものがヌチュッとまとわりつき、押し込む時には亀頭が肉の壁をヌヌヌッと割っていく感覚がある。
「んっ
♥ んっ
♥ んっ
♥ んっ
♥」
突き刺すたびに、姉は声をあげた。
起きた気配は無いが、ペニスが押し込まれるたびに息を吐くように鼻息で喘いだ。
「姉さん、今、ドロドロの精液、流し込んでやるから!」
俺は腰を突き出し、姉の子宮にドプッドプッと精液を注ぎ込んだ。
途端、姉は「んっ……
♥」とうめいた。
キューッと膣壁が引き締まる。
搾り取られる。
「おっ……おっ……おっ……」
俺は情けない声をあげつつ、精液の最後のひとしずくまで、姉の膣内に絞り出していった。
♥ ♥ ♥
いろいろ考えたが、トイレにあったナプキンをあてたショーツをはかせただけで、姉をそのまま放置することにした。精液にはすぐ気づくだろうが、まさか相手が俺だとは思うまい……
その予測は当たっていた。翌朝になると、姉はいつも通りの姉のままだった。
「昨日、すごかったぞ」
俺がそう告げると、姉は笑って「そうなのよ」と笑った。
♥ ♥ ♥
「でも、あんただってすごいじゃない」
「……えっ?」
おわり