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■ ろんぐすとーりぃ

悪魔の指輪

Ring.4 / 本当にこれでいいの?(1)


――ピチャッ、プチュッ、ピチャッ、ピチャッ
 あぐらをかく僕。
 右からは姉さん。左からは木嶋さん。
 二人とも裸で、うつぶせになって、挟みこむように僕のペニスに舌をはわせている……
「ほら」姉さんが睾丸をもてあそんだ。「こうすると弱いのよ?」
「でも」木嶋さんは亀頭の筋を舐めた。「ここも弱いですよね?」
 やばい。イキそうだ。
「正樹、イキそうなの?」
「う、うん……」
「お姉さん、飲みます?」木嶋さんは僕のペニスをしごきながら姉さんに尋ねた。
 姉さんはニコッと微笑み、髪をかきあげながらペニスをクプッと飲み込む。
 ザラリとした舌が、レロレロと亀頭を舐めあげた。
「で、出る――!」
 僕は姉さんの後頭部に手を押しあて、思わずグイッと引き寄せてしまった。
 姉さんは「んっ」と息を止め、グイッと僕を飲み込んでしまう。
 ペニスが全て、口の中におさまってしまった。
 すごい。
 亀頭な喉の奥まで入り込んだ感覚がある。
 食道の入り口は、ものを飲み込もうと勝手にうごめき、亀頭をグイグイと押してきた。
――ビュクッ! ビュクッ! ビュクッ! ビュクッ!
 僕は姉さんの食道に直接精液を吐き出した。
 姉さんはそのまま息を止め続け、ゴクッ、ゴクッと喉を鳴らし、吸引してくる。
 とんでもない気持ちよさだ。
 腰が痺れて、もう、何も考えられない……
「……はぁぁぁ」
 プチュッとペニスから離れた姉さんは体を起こし、何度か深呼吸をした。
「すごーい」木嶋さんが目を丸くする。「お姉さん、それ、ディープスロートってやつですよね? 苦しくないんですか?」
「慣れると簡単よ? ビールの一気飲みに感覚も似てるし」
 姉さんはニコッと微笑んだ。
「それより沙織ちゃん、我慢、できないでしょ?」
「あっ、わかります?」
「今度は沙織ちゃんからでいいわよ?」
「じゃあ、遠慮なく」
 木嶋さんは僕の肩に手をそえつつ、腰に上にまたがってきた。僕は無意識のうちに足を伸ばし、彼女の細い腰を両手で軽く挟みこんだ。
「いただきま〜す」
 軽い調子で告げながらヌルヌルの膣の中に僕のペニスを咥えこんでいく。
 ヌルッとした、とてつもなく熱い粘膜が僕にペニスを包みこんだ。
 出したばかりだというのに、ものすごく気持ちいい。それに、ペニスは柔らかくなるどころか、さらに固さを増し、ギンギンになって、木嶋さんを貫いていた。
「正樹くん」
 木嶋さんが両手で僕の頬を挟みこんでくる。
「……見て」
 僕は彼女の目を見た。
 ジワジワッと、少しずつ彼女の目が蕩けだし、肌もそれまで以上に赤く色付いていく。
「はぁ……あっ……あっ……あっ、あっ、あっ、あっ」
 僕の目をみつめながら、木嶋さんは腰を前後に動かし始めた。
 こうするとクリトリスが擦れ、膣の中のペニスがいろんな方向を向くので気持ちいいのだそうだ。
「正樹」いつのまにか姉さんが僕の背中に胸を押しあててくる。「動いてあげなさいよ」
 もう、どうなってもいいや。
 僕は木嶋さんのお尻の下に両手を差し込み、グングンと上に押し上げては重力にまかせて落下させ、剛直したペニスで突き上げはじめた。
「あっ、そんな、やっ、あっ すごい すごいの すごいの
 木嶋さんが倒れこんでくる。
 前門の爆乳(木嶋さん)、後門の巨乳(姉さん)。
 なんだかもう、わからなくなりながら、僕は木嶋さんを突き上げ、気持ちよさの中に溺れていった。


♥ ♥ ♥


「連れてきなさい」
 木嶋さんのことを打ち明けるなり、姉さんはキッパリとそう告げてきた。
 仕方なく翌日、僕は木嶋さんに姉さんとの関係を話し、姉さんが会いたいと言っていることを正直に話した。すると木嶋さんは意気揚々とその日のうちに我が家を訪問。僕の部屋にまねいた後、姉さんを交え、指輪のことを説明した後――まぁ、なるようになってしまったという次第だ。
 そんなわけで。
――ビュクッ! ビュクッ! ビュクッ! ビュクッ!
「あっ 出てる なかで、出てる
 木嶋さんの中に吐き出すと、彼女は首をのけぞらせながらギュッと強く締めつけてきた。
「ふぅ……」
「はぁ……」
 僕と彼女は同時に息をついた。
「中に出されるの……こんなに気持ちいいなんて……」
 僕の肩に顎をのせた木嶋さんがうっとりとした声をあげていた。
「正樹だからよ」背中に胸をおしあててきている姉さんがクスクスと笑った。「普通はこんなに気持ちよくないもの。出されたって気付かないことも多いのよ?」
「やっぱり、そうなんですか?」
 幾分か回復したのか、木嶋さんは僕から体を離しつつ――でもあそこはつながったままで――姉さんに尋ねかえした。
「そうりゃあ、そうよ。だって、ものすごいでしょ?」
「はい! 量もすごいし、それにすごく熱くて――」
「子宮がジンジンして溶けそう?」
「そうなんです! 私、子宮に感覚があるなんて初めて知りました! なんていうか……もっとたくさん注いで欲しいなぁって、そんな感じなんですよね」
 そこで木嶋さんはハッとなった。
「これも指輪の力なんですか?」
「多分ね」姉さんは苦笑した。「でも、指輪の無い頃の正樹としたこと無いし、どうなのかはわかんないわよ?」
「姉さん、それ、問題発言」
「いいじゃない、近親相姦くらい」
 サラリと凄いこと言いつつ、木嶋さんはヌプッと僕のペニスを抜き、立ち上がった。
「お姉さん、どうぞ」
「あら、もういいの?」といいながらも、今度は姉さんは僕の股間にまたがってくる。
 すでに姉さんの陰部はヌレヌレだ。
 僕のペニスも呆気なく姉さんの中に飲み込まれてしまう。
「正樹、目は閉じてなさい」
 自身も目を閉じながら姉さんが告げてきた。
「……えっ?」
 視線をしばらくあわせなければ、指輪の魔力で興奮させることができない。それなのに目を閉じる?
「実験よ」姉さんが告げた。「好きに動いていいから、指輪で興奮していない時の射精の感覚、姉さんに味わせてくれる?」
「……やってみる」
 僕も目を閉じ、姉さんのお尻の下に両手を差し込み、動かし始めた。
「んっ、んっ、んっ、んっ……」
 姉さんは押さえ気味に声を響かせる。
「どうですか?」
 木嶋さんが、先程の姉さんと同様、僕の背中に胸を押しあててくる。
「やっぱり快感は目を見た方が上よ」
 僕にあわせて上下に動きながら姉さんが落ち着いた声で答えた。
「でも、感覚を意識できるから、これはこれで意外といいの……」
「ホント?」
 思わず僕は尋ねた。
 姉さんはチュッと唇をついばんできた。
「……濡れてるでしょ?」
 確かめるまでもない。僕のペニスが出入りするたび、チュクッ、チュクッと音が鳴っている。
「それに」姉さんが耳元で囁いてくる。「姉さん、こっちの正樹も好きよ」
「こっち……の?」
「やっぱりそうですよね」
 木嶋さんは胸をすりつけながら告げてくる。
「目を見てする時の正樹くん、ちょっとサディスティックでワイルドになりますよね?」
「……そうなの?」
 姉さんに尋ねてみる。
「そうよ。正樹、すっごくイジワルになって――あっ、んっ、ごめん」
 姉さんの動きが早まった。
「姉さん、イキそうなの、正樹は? 正樹はイキそう?」
「もうチョット……」
「一緒に、一緒にイこう? ねっ? あっ、一緒に、姉さんと一緒に――」
 急に姉さんが唇を重ねてきた。
 情熱的に舌が絡み付く。
「あっ、あっ、あっ、あっ」
 姉さんが僕の肩を掴みながら後ろにのけぞりだした。僕は少し乱暴なぐらい、姉さんをガンガンと下から突き上げ、蜜壺をグチャグチャにかきまわしていく。
「姉さん、イクよ、イクよ、イクよ!」
「私も、姉さんも、あっ、イ、イク、いっちゃう あっ あっ あっ あぁあああ
――ビュクッ! ビュクッ! ビュクッ!
 姉さんがしめつけてくるのと同時に僕は大量に精液を吐き出した。
 自分でもドクドクと流し込んでいるのがわかる。
 薄目をあけると、姉さんは首ものけぞらせながら小刻みに体を痙攣(けいれん)させていた。汗ばんだ白い体が震える光景。とてもセクシーに思える。
「はぁ……」
 姉さんはクタ〜と僕によりかかってきた。
「……姉さん?」
 姉さんはクスッと笑った。
「子宮が溶けちゃいそう……」
「いいなぁ……」
 後ろで木嶋さんがボソッとつぶやく――って、さっき出したでしょ。


♥ ♥ ♥


 キャミソールにショートパンツという姿で一時的に部屋を出た姉さんが戻ってきた。
「……終わった?」
 姉さんは呆れたように僕たちを眺める。
「終わったところ……です」
 僕は笑いを引きつらせながらヌプッとペニスを抜き取った。
 うつぶせになり、お尻を突き出している木嶋さんは失神しているようだ。もっとも、二度も中出ししたせいか、膣口はまだわずかに開いていて、コポッ、コポッとゼリーのような僕の精液を溢れださせ、垂れ落とさせていた。
「私が出てってすぐ始めたのよね?」
 僕のベッドに向かった姉さんは毛布だけを引き抜き、木嶋さんを仰向けに寝かせてから体にファサッとかけて僕の方をチラリと見た。
「その……まぁ…………」
 僕はカリカリと頭をかきながら、自分のペニスをジッと見下ろすことにする。
 まだ、元気だ。
 木嶋さんの愛液と僕自身のゼリーのような精液がまとわりついたペニスは、四度目を出したばかりだというのに斜め四五度以上の角度まで反り返っている。
「正樹」と姉さんが何かを放り投げてきた。「それ、かけてみて」
「えっ?」
 反射的に受け取ったのは、メガネケースだった。
「いいからかけるの」
 言われるまま、僕は眼鏡をとりだし、かけてみることにする。
 金色の縁を持つ、ちょっと四角っぽい伊達眼鏡だった。
「正樹、姉さんを見て」
「えっ? でも……」
「いいから、姉さんの言う通りにするの」
 仕方なく姉さんを見てみる。
 木嶋さんの傍らに膝をついている姉さんは僕の目を真正面から見つめてきていた。
 目が合う。
「………………」
 姉さんの表情は変わらない。
「……あれ?」
「やっぱりね」姉さんは苦笑し、立ち上がった。
「えっ? 姉さん、なんでもないの?」
「座って」姉さんはベッドの横に膝をつき、ベッドの上をポンポンと叩いた。
 僕は言われるまま、ベッドに腰掛ける。
「キレイにするだけよ?」
 姉さんはボクの股間に顔を近づけ、ペロッと赤い舌でペニスをなめあげてきた。
――ピチャッ、ピチャッ、ピチャッ、ピチャッ
 丹念にペニスにこびりついた精液をなめとっていく姉さんの舌……
 姉さんは最後にクプッと亀頭を口に咥えると、根元まで一気の飲み込み、全てのこびりついた精液をすいつくしてしまった。
「ティッシュで拭けば……」
「だって、もったいないじゃない」
 眼鏡と一緒にもってきたのだろう、姉さんは絞った濡れタオルでペニスを拭くと、僕に服を着るよう命じてきた。といっても、トランクスとTシャツだけでいいそうだ。
「それと――」
 姉さんは僕を椅子に座らせ、向かい合うようにまたがってくる。
「話をするだけだから、胸だけよ?」
 自分はキャミソールを脱ぎ、僕の顔をムギュッと胸の谷間にうずめさせてきた。
 わけがわからない。
「姉さん、どういうこと?」
「乳首吸って……うん、そう……そのまま聞いて」
 姉さんは「確かめたいことがある」と言って服を着て部屋を出ていった。向かった先は妹の部屋だという。
「あんなに騒いでたのに、あの子、なにもきづいてなかったのよ」
 だが、姉さんには呆れるほど大きな音が聞こえていたのだそうだ。
「多分、聞こえないんじゃなくて、音を認識できない――そんな感じかしら」
「認識って……どういうこと?」
「うまく説明できないけど、正樹が思う存分セックスできるような環境を整えるっていうのも、指輪の力なんじゃないかしら? それとね」
 姉さんはチュッと僕の額に口付けしながら話し続けた。
「最初に正樹が沙織ちゃんとしてた時、姉さん、後ろにいたでしょ? その時に、姉さん、沙織ちゃんの目に映る正樹の目を見てたの」
「……でも、あの時の姉さん、普通じゃなかった?」
「そう。普通だったから、何かに写った目なら大丈夫なのかなって思ったのよ」
「あっ、そうか。だからこの眼鏡を?」
「そういうこと。考えてみれば姉さんが最初に興奮した時も眼鏡、かけてなかったでしょ? 沙織ちゃんの頃には最初から眼鏡、かけてなかったし」
「そっか……眼鏡かければ、どうにかなるんだ……」
 少しだけホッとする。
「あっ、でも」僕は再び姉さんを見上げた。「なんで今、こんなことしてんの?」
「これもHなことでしょ? まだ桜子、部屋にいるんだもの。こんな時に入ってこられたら、どう説明するつもり?」
「だったらさぁ……」
 僕は姉さんのお尻を掴んだ。
 姉さんはクスッと笑う。
「自分の精液で汚れてる姉さんの口にキスできる?」
「できたらしてもいいの?」
「目を見てしてもいいわよ?」
 僕は顔をあげ、右手で姉さんの頭を引き寄せた。姉さんが覆い被さるように僕に唇を重ねてくる。
 最初は少しだけ抵抗があった。でも、姉さんと舌を絡めてみると、不思議と蕩けるような甘さを感じる。これが僕の精液の味なんだろうか? そうだとしたら、精液というより、姉さんの言う通り、少し薄めのコンデンスミルクみたいな感じだ。
 唇が離れる。
 姉さんが僕の眼鏡を外し、机の上においた。
「どうすればいい?」
 姉さんが僕の目を見つめてくる。少しずつ頬が赤らみ、目はトロリと蕩け出した。
「試してみようよ」
 僕は姉さんを立たせ、手を引っ張りながら廊下に出た。
「正樹?――キャッ」
 僕は乱暴に姉さんをある部屋のドアにおしつける。
 妹の部屋のドアだ。
「ダメ、正樹、ここは――」
 唇を塞ぐ。
 姉さんは抵抗したけど、本気じゃないのはバレバレだ。
 僕は姉さんのショートパンツをずりさげ、途中から足で一気に脱がした。
「姉さん、ドロドロだよ? ドアの向こうに桜子がいるのに、弟とセックスしたいからってこんなに興奮してるの?」
 姉さんは微笑んだ。
「そう、正樹としたいの。正樹もそうでしょ? すぐそこに妹がいるのに、ペニス、そんなに固くして――あっ
 最後までいわせず、僕はトランクスをずりさげ、姉さんの左の太股をかかえあげながらペニスをヌチュッとねじりこませた。
 ガンガン、姉さんをせめたてる。
 ドアがガタガタと音を立てた。
 それでも桜子は出てこない。
 家の中には姉さんのあえぎ声が大きく響いているというのに、下にいるであろう母さんさえ階段をあがってこない。
「姉さん! このまま! 外に! 出て! 犯して! あげよう! か!」
「んぁ うん、いいの 正樹が、あんっ、したいなら、姉さん、なにされても、んんっ、あふっ、あん、どこで、どこでも、犯されて あんっ、犯されて、いいから、うん、あっ だから、もっと もっとしてぇ
 僕は両腕で姉さんの太股を抱きかかえ、背中を妹の部屋のドアにおしつけながら、ガンガン、ペニスでつきあげていった。姉さんは僕の首にしがみつき、声をあげつつ、チュッ、チュッと首元にすいついてくる。
 きっとキスマークができてるだろう。
 でも、そんなの、どうだっていい。
 僕も姉さんの首にすいつきながら、姉さんを壊してしまいそうなほど、乱暴に腰を突き上げ続けた。
「正樹――
「姉さん――!」
――ビュクッ! ビュクッ! ビュクッ! ビュクッ! ビュクッ! ビュクッ!
 僕は姉さんの中に遠慮なく、精液を吐き出していく。
 気がつくと姉さんはつながったままの状態で失神していた。
「……姉さん?」
 軽く揺さぶっても目覚めない。少し激しすぎたようだ。
「よいしょっと……」
 一端、ペニスを抜いてから、ズリズリと床にずりさがっていく姉さんを支え、どうやって部屋に運ぼうかと思案する――その時だった。
「誰? お兄ちゃん?」
 ドアの向こうから声が聞こえてきた。
「あっ! な、なんでもない! 来るな、桜子!」
 僕はあわてて声をあげたが、もう時すでに遅し。
――ガチャ
 ドアが開いた。
 だぶついた大きめの赤いTシャツに、黒いスパッツを入った髪の短い女の子が、目をまん丸にして僕らを見下ろしてくる。
 高岡桜子――最近十四歳になったばかりの僕の妹だ。
 僕はヒクヒクと頬をひきつかせた。
 なにしろ僕らを見下ろす――いや、僕の目を見下ろしてくる桜子は、早々とポッと頬を桜色に染めあげると、トロリと蕩けるような眼差しになってしまったのだ。

つづく
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